17:05-18:05
「統計ミクロデータ利活用開始の意義:経済的統計から統計的経営への転換」
独立行政法人 統計センター 理事長
椿 広計 氏
講演概要
公的統計改革方針が定まり新たな動きが生じました。統計作成のために収集されたミクロデータの探索的研究利用を可能にする動きと、民間ビッグデータと行政ミクロデータとをフュージョンする動きです。公的統計の役割は、経済状態認識から品質経営原理に基づく問題発見、要因分析と政策立案、政策効果確認といったマネジメントサイクル支援に変貌するでしょう。この変革には、行政へのデータサイエンティスト投入が必須です。
プロフィール
東京大学工学部計数工学科修士課程修了後、助手、慶應義塾大学理工学部数理科学科講師・メガスタディデータセンター長、筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授、教授、統計数理研究所リスク解析戦略研究センター長、教授、副所長を経て現職、現在、一般社団法人日本品質管理学会会長、ISO TC 69「統計的方法の適用」 SC8「技術開発加速のための統計関連技法」議長、筑波大学、統計数理研究所、総合研究大学院大学の名誉教授。