15:20-16:20
- 「量子アニーリングの研究開発最前線」
- 早稲田大学高等研究所 准教授(兼任:JSTさきがけ研究者)
田中 宗 氏
- 講演概要
- 高速かつ高精度に組合せ最適化処理を行うというニーズは様々な場面において現れます。これを解決すると期待される量子情報処理技術の一つが量子アニーリングです。量子アニーリングとは何か、また現在どのような研究開発が進んでいるのか、そして量子アニーリングがどのような将来を拓くのか。これらについて解説致します。また実際に量子アニーリングの研究開発を行うために必要な基礎知識についても説明致します。
- プロフィール
- 博士(理学)。東京大学物性研究所特任研究員、近畿大学量子コンピュータ研究センター博士研究員、東京大学大学院理学系研究科にて日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学基礎物理学研究所基研特任助教、早稲田大学高等研究所助教を経て、2017年より現職。また、2016年10月よりJSTさきがけ研究者を兼任。専門分野は物理学、特に、量子アニーリング、統計力学、物性物理学。NEDO IoTプロジェクト「IoT推進のための横断技術開発プロジェクト」委託事業における「組合せ最適化処理に向けた革新的アニーリングマシンの研究開発」に従事しております。