13:35-14:35
- 「ディープラーニングの実世界応用と今後の可能性」
- 早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 表現工学科 教授
産業技術総合研究所 人工知能研究センター 招聘研究員
尾形 哲也 氏
- 講演概要
- 本講演では、深層学習を用いた多自由度ロボットの複数タスク学習について我々が行ってきた研究事例を紹介する。モデリングが困難な柔軟物体操作を対象に、従来のロボット制御では困難であった複数動作を深層学習により獲得させた。ロボットは次状態イメージを予測しながら、複数の未学習物体の操作が可能となった。最後に、深層学習のロボティクス分野の可能性と今後の展望などについて議論する。
- プロフィール
- 1993年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。1997年日本学術振興会特別研究員、1999年早稲田大学助手、2001年理化学研究所脳科学総合研究センター研究員、2003年京都大学大学院情報学研究科講師、2005年同准教授を経て、2012年より早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授。博士(工学)。2009年から2015年まで科学技術振興機構さきがけ「情報環境と人」領域研究員、2015年産業技術総合研究所人工知能研究センター招聘研究員、2016年科学技術振興機構ACT-I「情報と未来」領域アドバイザー、2017年同さきがけ「社会システム」領域アドバイザーを兼任。ニューラルネットワークおよび人間とロボットのコミュニケーション発達に関する研究に従事。2013年〜2014年日本ロボット学会理事。2016年より人工知能学会理事。