2021.08.30
『量子コンピュータが作る未来』webセミナー
データサイエンティスト協会では、分析・データサイエンスの実務に携わる方を対象に、スキルアップとコミュニケーションの場の創出を目的として、セミナーを行っています。
開催日時
2021/09/30(木)18:00 〜 19:40 開催
概要
量子コンピュータを巡る動きが活発化してきています。
最近では、様々な大企業に加えて、スタートアップ企業でも量子コンピュータ業界に本格参入するようになってきました。
また、アメリカ・中国・欧州などは、研究開発予算を量子コンピュータ分野に投入しています。
日本においても文科省などで、プロジェクトが開始しており、今後、量子コンピュータの研究開発が大きく加速すると期待されています。本セミナーでは、量子コンピュータとデータサイエンスがつくる未来を実感していただき、今後のビジネス展開の可能性について紹介していきます。
講演1:『Quantum Transformation~量子コンピュータによる社会変革への挑戦~』
最近我々の生活で良く耳にするようになってきた「量子コンピュータ」。
本公演では量子コンピュータとは何かから、量子コンピュータだからこそ創造できる未来への挑戦について全く知識のない方向けのレベル感でお話しします。
QXプロジェクト ウェブサイト:https://www.quantumtransformation.world/
講演2:『量子過学習ってなあに?』
データ分析を行う上で最も多く遭遇するのは「過学習」というトラブルです。
一見うまくできている学習プロセスも、実は選定した学習モデルが不適切なこともしばしばあります。本講演は古典の学習理論からVC次元そしてSVMの確立まで、歴史をレビューしながら最先端の量子回路・機械学習における量子過学習の概念を紹介します。
最後に我々が世界ではじめて導出した量子VC次元の裏話と論文査読者との攻防エピソード(?!)を含めて披露します。
講演3:『本日のまとめ』
量子コンピュータが開く未来について、ご講演者お二人のお話を踏まえて、簡単な展望をお話いたします。
講演者
住友商事株式会社 Quantum Transformation(QX)プロジェクト代表
東北大学大学院 情報科学研究科 客員准教授
寺部 雅能氏
国立大学法人 電気通信大学
i-パワードエネルギー・システム研究センター&基盤理工学専攻(兼)准教授
曽我部 東馬氏
国立大学法人 電気通信大学
産学官連携センター 特任教授
斉藤 史朗氏