2019.06.10
データサイエンティスト協会 セミナー2019 第3回 『データサイエンスの民主化をめぐって』
データサイエンティスト協会では、分析・データサイエンスの実務に携わる方を対象に、スキルアップとコミュニケーションの場の創出を目的として、セミナーおよび勉強会を行っています。
開催日時
2019/07/11(木)19:00 〜 21:40 開催
概要
データサイエンスの力が社会に広く認知されるとともに、「そんなに効果があるなら是非使ってみたい」という声を耳にすることが多くなりました。
そこで、データサイエンスの力を社会で広く活用しようということで「データサイエンスの民主化」が語られるようになっています。
他方で、先端の技術を学び・身につけていくことは、個別の技術的側面におけるアドバンテージだけでなく、データサイエンスの世界をみる視点を提供してくれます。
今回のセミナーはデータサイエンスの民主化を軸にしながら、三部構成で開催いたします。
第1部:データサイエンスを広く活用することによってビジネスをドライブして行くには何が必要なのか、DataRobotと株式会社アシストの活動からご紹介いたします。
第2部:株式会社TDAI Labの若き新進のデータサイエンティストに、リーディング・エッジから見えるこの世界の景色について語っていただきます。
第3部:DataRobot Japanの漆原 圭佑氏と株式会社TDAI Labの福馬 智生氏とのパネルディスカッションを行います。
講演1:『AI民主化の請負人が語る、成功と失敗のケーススタディ』
昨今企業のデジタル化の必要性が問われるなか、AIの民主化は企業の様々な意思決定や業務プロセスを自動化・高度化することから、デジタルトランスフォーメーションの大きな柱になっています。
しかしながら、AIの民主化はAIプロジェクトで発生する誤解や障壁を解決しながらビジネスプロセス改革(BPR)を進める必要があり、簡単に成功させることはできません。
このセッションでは、複数企業でAI民主化のプロジェクトマネージャーを行った経験から、AI民主化を成功させるためのプロセスや重要なポイント、そしてAI民主化が実際にもたらす価値などを成功例・失敗例のケーススタディをもとにご紹介します。
講演2:『先端から見える風景ートップ国際会議のトレンドから読み解くこれからのAIが果たすべき責任』
AIの社会実装には立ちはだかる問題が数多く存在します。本講演ではそれらの中でも近年のトップ国際会議で顕著に注目されている「Robustness(堅牢性)」「Fairness(公平さ)」「Explainability(説明可能性)」「Reproducibility(再現性)」を解説します。
これらのトピックに関してトップ研究者の見解や最新の研究事例の紹介を元に、今後のAIが果たすべき責任や役割の在り方について読み解きます。
パネル:『データサイエンスの未来(仮)』
登壇者
株式会社アシスト
東日本技術本部 情報基盤事業部
部長
花井 正樹氏
DataRobot Japan
AIサクセスマネージャー
漆原 圭佑氏
DataRobot Japan
チーフデータサイエンティスト
シバタ アキラ氏
株式会社TDAI Lab
代表取締役社長
福馬 智生氏