2025.02.25

【イベントレポート】下北沢成徳高等学校の2年生向けにデータサイエンティストの仕事体験授業を実施!(2025年1月18日)

【イベントレポート】下北沢成徳高等学校の2年生向けにデータサイエンティストの仕事体験授業を実施!(2025年1月18日)

下北沢成徳高等学校の2年生約80名にデータサイエンティストの仕事を体験してもらいました。

【体験授業の内容】

  1. データサイエンティストの紹介
  2. データサイエンティストのお仕事体験内容説明
  3. グループワーク
  4. 結果報告・実務での分析方法紹介
  5. 女性データサイエンティストのパネルディスカッション・質問コーナー
データサイエンティストの紹介

 

学生委員会の講師やメンターが簡単に自己紹介を行った後、2名の講師によるテンポの良い掛け合いでデータサイエンティストについて紹介しました。 データサイエンティストとはどんな仕事なのか、なぜ需要が高まってきているのかを解説し、理解を深めてもらいました。また、最近スポーツアナリティクスの市場規模が拡大しており、スポーツの戦術を考える際にデータ分析が活用されている例についても紹介しました。特にスポーツをしている生徒のみなさんには興味を持っていただけたのではないかと思います。

データサイエンティストのお仕事体験について

 

コンビニのデータサイエンティストになったつもりで、3か所の候補地から、新店舗をどこに出店すればよいかを考えてもらいました。もちろんデータサイエンティストの仕事体験ですので、勘と経験だけで決めるのではなく、データ分析の結果をもとに決めてもらいました。 どんなデータがあれば出店先を決められそうか尋ねてみたところ、「競合店舗数」「人口」「交通量」など、素晴らしい回答が挙がりました。データを集めるところから体験してもらいたいところではありましたが、時間の都合上、事前に用意した既存店舗のデータを利用しました。

グループワーク

 

4人ずつのグループに分かれて、分析スタートです。 既存店舗500店のデータを使って、「売上」と「店舗情報」の関係性を可視化してもらいました。慣れないExcelを使いながら散布図などのグラフを作成するのに苦戦しつつも、作成したグラフをベースに議論を重ね、各チームでどこに出店するかの結論を出してもらいました。

結果報告と実務での分析方法紹介

 

各チームでの議論が終わり、出店地域を決定し、その理由を含めて発表してもらいました。 本来であれば全チームに発表してもらいたいところですが、時間の都合上、各候補地についてどこに出店するべきかを挙手制で発表してもらいました。一部のチームには、なぜその候補地を選んだのかを説明してもらいました。どのチームも散布図から得られた関係性をもとに出店地を選べており、データを活用した意思決定をしっかりと行えていました。中には複数のデータを組み合わせて候補地ごとの売上を予測し、出店地を決定したチームもあり、とても素晴らしかったです。グループワークを通じて、データサイエンティストとしての仕事を十分体験してもらえたかと思います。 さらに、実務においてはどのように分析するかを簡単に紹介しました。Pythonを使った分析手法を説明した際は、英語のソースコードに少し戸惑う様子も見られました。また、実務では1日に約5億行のデータが蓄積され、そのビッグデータを分析しているということを説明した際は、生徒のみなさんから「想像もつかない」といった驚きの声が上がりました。

データサイエンティストによるパネルディスカッション・質問コーナー

 

最後に各企業から参加いただいた女性データサイエンティストによるパネルディスカッションを実施しました。パネルディスカッションでは、どのように進学先を選んだかや、なぜデータサイエンティストを目指したか、データサイエンティストとしての楽しみなどを各自話してもらいました。 授業終了後も、質問をする生徒さんが多かったので、データサイエンティストに興味を持っていただけたのではないかと感じています。

<下北沢成徳高等学校の先生からのコメント>
昨年同様、おしごと体験の時間がとても充実していたと感じています。また、今回の授業の中で各種スポーツにおいてもデータが活用されているというお話がありました。その際に紹介いただいたサイト「STEAMライブラリー 未来の教室」は、現在授業で取り組んでいる内容に合致していることもあり、参考のために閲覧する生徒も多いようです。データサイエンティストお仕事体験授業の開催ありがとうございました。

 

以上、下北沢成徳高等学校でのイベントレポートでした!

 

当協会の学生委員会では、データサイエンティスト体験授業の要望を受付中です。
「数理・データサイエンス・AI モデルカリキュラム(リテラシーレベル)」における一つのPBL(Project Based Learning)や仮説思考トレーニング教材としての活用や、DXハイスクール構想における専門家人材による体験授業として提供できます。

また、先生が同様の授業を行えるように資料も提供しておりますので、興味のある方はぜひ以下よりご連絡ください。
お問い合わせ:https://www.datascientist.or.jp/contact/

 

データサイエンティスト協会 学生委員会

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