2018.09.04
委員会便り 第12号 「夏休みの自由研究はこれで決まり!親子でデータサイエンスin逗子」開催!【前編】
スキル委員会の田中です。こんにちは。
データサイエンティスト協会は7月末に逗子の私立小学校で、小学生とおうちの方が一緒にデータサイエンスに触れる学びの企画を開催しました!
その実施内容について、3回に渡ってレポート致します!
今号は【前編:スキル委員会、年始の抱負にて】です。
■今号の目次
(1)はじめに―ちょっと真面目な議論から―
(2)今回の企画はどこから?―スキル委員会では年始に抱負を語り、コミットする
(3)コンビニのデータサイエンティストになってみよう!~どこにコンビニを立てる?
(4)企画を結晶化する―告知と会場探しは企画委員会と連携
(5)今年は異常気象!?―フィールドリサーチは果たして実施できるのか?
(6)お知らせ
はじめに―ちょっと真面目な議論から―
平成32年に学習指導要領が変わろうとしています。スキル委員会では、子どもたちの未来にどんな学びと機会があると良いのか、未来を創るためにどんな貢献ができるのか?といった議論をしています。データサイエンティスト協会が公開したスキルチェックリストでは、ビジネス、サイエンス、エンジニアリングの3カテゴリでスキル項目を定義していますが、その根底にあるのは「科学(サイエンス)」そのものへの関心と理解です。子どもたちが、科学そのものに関心をもち、自分で物事を考えられるようになるーそれはデータサイエンティスト協会が考える子どもたちの未来像です。
今回の企画はどこから?―スキル委員会では年始 に抱負を語り、コミットする
データサイエンティスト協会は、1月を年度の始まりとしています。スキル委員会では、年度の始まりにどんな事を試み・実現したいか、その抱負について語り合い、コミットする会合があります。
大黒さん
小学生にデータサイエンスの楽しさを伝えたいです。具体的な小学生向けのワークショップとか。夏休みの自由研究のテーマや、取り組むきっかけになれば良いなと。
安宅さん
いいですね!素晴らしい!やりましょう!
菅さん
その企画、私も参加します!
高橋さん
うちの子ども連れて行っていいですか(笑)
森谷さん
うちの子どもの学校でもやってみたいから私も参加します!
スキル委員会では、アイディアを出した起案者は、そのアイディアの推進役となります。
始めに取り組んだことは、ワークショップのプロット作りでした。
コンビニのデータサイエンティストになってみよう!~どこにコンビニを立てる?
(まだまだ記事は続きます!是非ログインしてお読みください)
- 与えられた二次情報や子どもたち自身が持つ知識から子どもたち自らが仮説を立てる
- 実際に自分のチカラで調べる
- 自分なりに意味合いを紡ぎ出す
題材は子どもたちの日常生活でよく目にするコンビニにしました。
そして、分析のテーマは「とある街で複数ある出店候補地から、データのチカラで仮説検証し、出店候補地を絞り込む」という内容となりました。
企画を結晶化する―告知と会場探しは企画委員会と連携
スキル委員会のメンバーはバラエティに富み、ビジネスの最前線にいる方ばかり。スケジュールを合わせることは非常に困難で、Face to Faceでの打ち合わせは数回だけ。少ない機会を見つけて、告知の仕方、賛同頂ける小学校の候補探し、運営方法など、多岐にわたり検討・調整しました。
その結果、神奈川県逗子市にある学校法人聖トマ学園 聖マリア小学校の森学校長のご協力により、会場のご提供と在校生へのワークショップ集客が実現。開催日は夏休みが始まって間もない7月25日(水)に決まりました。
今年は異常気象!?―フィールドリサーチは果たして実施できるのか?
2018年の7月は猛暑*1続き。チャート*2は今年7月の横浜の最高気温・最低気温の推移です。ワークショップの開催2週間前~当日の最高気温は、過去数年と比較しても高い温度で推移。
濃い色の線は、2018年の最高気温、最低気温の推移
薄い色の線は、過去7年間の最高気温、最低気温の推移
細い線は、統計期間 1981~2010の平年値
ワークショップの企画・事務局メンバー間でも、「参加する方の安全を配慮すると、フィールドリサーチは実施しないのが得策では?」といった意見が出ました。実施直前まで天気予報を見ながら、ワークショップの内容を変更できるよう準備していました。
ちなみに「気温と雨量の統計のページ*2」の情報によれば、那覇で過去に猛暑日となったのは1920年の観測開始以来、100年近くでたったの3日だけだそうです。首都圏は本当に暑いエリアなんですね。はたしてワークショップは開催できるのでしょうか・・・。
*1:最高気温が35℃以上の日を猛暑日
国土交通省気象庁 気温について:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq3.html
*2:気温と雨量の統計のページ:https://weather.time-j.net/
編集後記―小さな一歩は大きな飛躍となるのか
スキル委員 田中
編集後記―小さな一歩は大きな飛躍となるのか
数ヶ月に渡るワークショップの企画は、いよいよ実施に漕ぎ着けることができました。スキル委員会、企画委員会の協働でもある今回のワークショップ企画と運営準備は、多くの方の志によって支えられています。ワークショップそのものは小さな一歩かもしれません。かつて、イノベーションを起こした企業は、顧客に最大限の喜びを価値提供しようとし、それが社会を変えてきました。今回のこの活動は、ひょっとすると大きなムーブメントを起こし、社会を変えるきっかけになるかも知れません。そうなることを願っています。
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一人ずつ委員会での抱負と個人の抱負を。じゃあ、大黒さん。