2016.09.06
委員会便り 第6号 「インタビュー、ぞくぞく公開中!」
皆様、こんにちは。
ぐずついた天気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
プログラミングには疲れた!でも外にも出たくない!
そんなときは、データ領域の第一人者の方のインタビューを読んでみるのはいかがでしょうか。
今号では、ぞくぞく公開されているインタビューについてご紹介します。
それでは、どうぞ!
■今号の目次
(1)スキル委員、インタビューへ行く
(2)スキル委員メンバー紹介
(3)お知らせ
スキル委員、インタビューへ行く
今年から始まりました、スキル委員が行くデータ領域の第一人者の方へのインタビュー。
まずは、現時点で公開されている記事をご紹介いたします。
基本スキルを習得したら自分しかできない得意領域を持とう
トランスコスモスアナリティクス取締役副社長 萩原 雅之氏
…マーケティングリサーチャーとデータサイエンティストについて伺って来ました。
先入観なくデータを無色に見る
滋賀大学 竹村 彰通先生
…日本初のデータサイエンス学部が設置される滋賀大学。データとの向き合い方を教えていただきました。
本は証明しながら読む
日本統計学会会長・成蹊大学理工学部教授 岩崎 学先生
…どのようにアナリティクスのスキルを獲得されてきたかを伺って来ました。
「分野跳躍力」でこれからのデータサイエンスを生きよ(前編)
統計数理研究所 樋口 知之所長
…データサイエンスへの興味の原点やこれからのデータサイエンスへの展望を伺いました。後編もお楽しみに!
インタビューは現在進行形で行われています。
今後も新しい記事がぞくぞく公開される予定です。
インタビューチームに聞いてみました
いつもは先頭に立ってインタビューをアレンジするインタビューチーム。
今回は、そんなインタビューチームにインタビューします!
— インタビューチームのミッションを教えてください。
— 第一人者の方からは、スキルチェックリストはどのように評価されていますか?
(まだまだ記事は続きます!是非ログインしてお読みください)
スキル委員 菅
皆さん共通しておっしゃるのは「全てのスキルを持ってる人はいない」ということでしょうか。幾つかのスキルを持ち合わせる方たちが集まり、チームで分析のプロジェクトに臨めると良い、というのが皆さん共通見解ですね。
作るの大変だったでしょう、というねぎらいの言葉をくださった方もいらっしゃいました。私はスキルチェックリスト作成の頃は委員会活動には参加していませんが、皆さん毎回深夜に及ぶ熱い議論をして作られたと聞いていますから、こうした評価のお言葉は励みになるなと感じました。
成蹊大の岩崎先生は、Analyticsスキルについては「★★」(独り立ちレベル)までを学生のうちに習得せよ、とおっしゃっておられました。以前、別のある大学でDS志望の学生にスキルチェックを試してもらったところ、「★」(見習いレベル)でも難しい状況だったので、岩崎先生のゼミ生は大変だなと思いました(笑)
スキルチェックテストが公開されて、早速チャレンジしてくださったという先生もいらっしゃいました。嬉しいですね。
— 記事のみどころ、工夫している点などこだわりを教えてください。
スキル委員 孝忠
インタビュー記事は、インタビューに参加したスキル委員会メンバで作成しています。
毎回、1時間30分程度インタビューをさせて頂き、その内容を基にQA形式の記事としてまとめています。実際のインタビューでは、1つの質問から様々なテーマに派生してお話し頂くことが多いので、記事にする段階で、QA形式に沿う形で話して頂いた内容を再配置しています。
記事を作成するにあたり気を付けているのは「なるべく先生の話を削らずに、インタビューの空気感を伝えること」。
先生方から頂いた貴重な内容を、極力漏らさず記事に反映したいと努力しています。
インタビューでは、現在の研究内容、データ活用に携わるようになったきっかけ、必要なスキルと修得方法などをお話し頂いています。「データ活用に携わるようになったきっかけ」という項目は、先生方のバックグラウンドを知ることができるので、毎回、興味深く質問させて頂いています。
記事の中で、特に読者の方に読んで頂きたいのは、一番最後にある「データサイエンティストを目指す方に高めて欲しいスキルやマインド」という項目です。その道の第一人者の方々の知恵と優しさがギュッと詰まった内容となっていますので、是非ご一読ください。データサイエンティストに必要なスキルとして、数学(統計)だけではなく、語学(英語)も必要とおっしゃる先生が多かったことが個人的に印象に残っています。
インタビューでは、最後の大仕事として、先生方にご協力いただき、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」番組公式アプリを使った動画の撮影を行っています。動画撮影は、ワンテイクで決まることは少なく、先生方には何度か撮り直しをお願いさせて頂くこともしばしば…
そして、この動画作成の中でスキル委員会メンバがこだわっているのが、動画中に流れる1行メッセージ。1時間以上話して頂いた内容を十数文字に凝縮するという難しい作業をスキル委員メンバの知恵を振り絞って、ひねり出しています。先生方のコメントも聞くことが出来ますので、インタビュー動画も是非確認してみてください。
ますます目が離せないインタビュー記事。
次の公開が待ち遠しいですね!
インタビューチームの高橋さん、菅さん、孝忠さん、ありがとうございました。
スキル委員メンバー紹介
当スキル委員会メンバーをご紹介するこのコーナー、今回は下記の皆さんです。
2007年神戸大学大学院自然科学研究科修了。ヤフーにて、運用型広告の黎明期から企画・開発を推進し、検索連動型広告、ディスプレイ広告を始めとするプロダクト・マネージャーを従事。データプラットフォームビジネスなどの新規事業・アライアンス業務を経て、2015年電通入社。自社データプラットフォームの企画・開発を推進し、R&Dに加え新規サービス・ソリューションの立案に従事。
こんばんは!電通の猪飼です。
初めまして。楽しく、時には汗をかきながらスキル委員会で仕事をさせていただいています。夜遅くまでチェックリストやデータサイエンティストの今後について検討してますので、こちらが配信されるのも深夜帯だと思っています。なので、こんばんは!です。
少し前にGoogleのセミナーで、Googleではビッグデータをシンプルにデータと言っていると話されていました。そして、Googleとしては結果が大きいのがビッグデータとして本来あるべきコトらしいです。日本では、まだまだそんなことはなくビッグデータという言葉に右往左往しているのが現状です。もっとシンプルに多くの様々なデータを扱えて、大きな結果を出せるようにできればと思っています。
というわけで、結果を出せるようなスキルってなんだろ?と思いながら、スキル委員をしています。
株式会社大和総研/大和総研ビジネス・イノベーション スキルアップ推進部 次長
システムエンジニアとして金融システム開発を担当後、国内金融機関で業務/システム企画を担当、その後現職。現職では、研修・セミナー等の企画運営を中心とした社内人材育成を担当。
2015年8月よりスキル委員会所属。
「データサイエンティストという新しい職業が健全に成長するための環境整備を行う」という、日本全体を対象としたスケールの大きい活動に携われることを光栄に思っています。
これから更に加速していくであろう技術的進化を踏まえると、私たちはとても奇跡的な時代に生きていると思います。こうした時代をリードしていく職業の一つは、その鍵となる「データ」の持つ力を解き放つことを担うデータサイエンティストではないでしょうか。
待ったなしの状況であるデータサイエンティストの育成に、これからも微力ながら貢献できればと考えております。
株式会社オプトホールディング データサイエンスラボ 副所長。日本アイ・ビー・エム株式会社を経て、2015年、株式会社オプトホールディング入社。データサイエンスラボの副所長として、新たな経営資源である”データ”を最大限に活用できる環境を創り企業やスタートアップがグローバルで競争力のある企業へ成長するための支援を行う。また2014年4月より、筑波大学大学院の客員准教授としてビッグデータ分析に関して企業の即戦力となる人材育成を担う。
データサイエンスラボの中林です。
これからは”データ”を重要な資源として扱える企業がグローバルでも競争優位性を発揮できる時代で、最も大切となるのは”人材”です。その代表的な職業が「データサイエンティスト」です。料理に例えるとデータサイエンティストは料理人で、素材である”IoTから生成されるデータ”と調理器具である”人工知能”を使いこなして美味しい料理を調理する重要な役割を担います。高級で新鮮な素材(IoT/データ)や高度な調理が出来る調理器具(AI)があっても、料理を作る人がいなければ宝の持ち腐れです。スキル委員として、美味しい料理を作れる(これからのデータサイエンスをリードする)人材育成のお手伝いができればと思います。
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スキル委員 高橋
インタビューチームは、スキル委員会が作成したスキルチェックリストの普及を目的に、実際に世の中の「データサイエンティスト」や「データを実務で活用されている方」をロールモデルとして、どのような活躍をされているかを広く知っていただくために結成されました。
スキルチェックリストを使ってチェックをされた方ならわかると思いますが、スキル委員会では、必要なスキルセットを網羅的に定義した結果、422個にも渡るチェックリストとなっており、チェックを完了するには相応の時間を要するものとなっています。
一方で、比較的新しい役割でもある「データサイエンティスト」という仕事自体、名前は聞いたことがあったとしても、どのような仕事をするのかイメージが湧きにくく、また、身の回りに存在しないために、具体的に聴くこともできないという人も多くいるのが実態だろうと考えました。
そのような状況において、膨大なスキルチェックリストを用いて、
自身のスキルレベルを把握していただくためには、
・どのような人材になれるか、
・どのようなフィールドで活躍できるのか
ということについて具体化していくことが必要と考え、インタビューチームが結成されました。
という、ミッションを書きましたが、もう一方で、日頃接することができないような最先端のデータサイエンティストや、データを実務で活用されている方から直接お話しを伺えるということ自体が、滅多に得られない経験でもあるので、ミッションを口実に、インタビューチームだけでなく、スキル委員会のメンバー全員が、非常に高いモチベーションと好奇心で取り組んでいます。