http://www.toukei-kentei.jp/
主催:一般財団法人 統計質保証推進協会
概要
統計学に関する知識を評価する統一試験。各級の試験で一定点数を取得すると合格する。
レベルに応じた1級~4級と統計調査士、専門調査士の試験体系があるが、調査士は専門職業人向けのため、まずは統計検定の自分に適した級を受験するとよい。
詳細は各級の概要説明参照。
出題範囲
一般的な確率・統計の分野の他、多変量解析、時系列分析、ベイズ統計、シミュレーションまで広い範囲が出題される。また具体的なグラフやデータから分析対象の傾向や関係性を評価する応用問題も多数出題される。
1級においては論述問題や証明問題も出題される。
詳しい出題範囲はWebサイトで確認すること。
企業における評価
比較的新しい資格であるため企業によってはまだ認知されていない可能性がある。
ただデータ分析を主体としている企業には認知されており、2級以上は就職面接時のアピールポイントになる。
合格への道
各級過去問題を参考に事前学習が必要。まず統計検定のWebサイトから過去問をダウンロードし問題のレベル感を確認する。
統計検定専用の問題集はまだあまり充実していないのでまずは過去問と出題範囲に対応した書籍を自分で探し学習する。
資格名 | 資格説明 | 実施時期 | 試験時間 | 出題形式 | 受験料/受講料 | 該当スキル |
---|---|---|---|---|---|---|
統計検定 1級 | 大学専門課程や各専門分野における難度の高い問題が出題。 対象範囲が広く、公式を暗記するだけでは解けない応用問題が多い。様々なパターンの証明問題、論述問題がでるためこのタイプの問題にブランクのあるかたは事前の対策学習が必要。 | 年1回 11月 | 午前 「統計数理」 90分 午後 「統計応用」 90分 | 記述および論述 ①統計数理(共通)1科目 ②専門1科目(選択) 下記から選択 「人文科学」 「社会科学」 「理工学」 「医薬生物学」 | 12,000円 | データサイエンス ★★★ |
統計検定 準1級 | 大学一般教養レベルに加えて応用力を問う問題が出題され出題範囲も広いため、理系学部の学生であっても事前の受験勉強が必要。計算問題も公式を暗記するだけでは解答できない内容が出題される。 | 年1回 6月 | 午後 120分 | マークシート選択、記述 | 8000円 | データサイエンス ★★ |
統計検定 2級 | 大学基礎課程(教養課程)レベルの基礎力を問う問題が出題される。 理系出身で大学で統計学を学習したことがある方は復習を兼ねて本レベルから挑戦すると良い。計算問題も多いため事前に過去問題で慣れておく必要がある。 | 年2回 6月、11月 ※CBT方式化した場合随時実施(予定) | 午前 90分 | マークシート選択 | 5000円 | データサイエンス ★★ |
統計検定 3級 | 高校卒業レベルの確率・統計の理解力および活用力を検定する。 高校レベルの数学知識があれば、1カ月程度の学習を行うことで合格可能。文系出身者や高校レベルの確率・統計に自信がない人は本レベルからチャレンジするとよい。 | 年2回 6月、11月 ※CBT方式化した場合随時実施(予定) | 午後 60分 | マークシート選択 | 4000円 | データサイエンス ★ |
統計検定 4級 | 中学校卒業段階で求められる統計データの活用力を評価し検定する。 かなり初歩的で中学生レベルの数学力で合格できる。大学生や確率・統計の得意な人は本級 | 年2回 6月、11月 | 午前 60分 | マークシート選択 | 3000円 | 該当なし |
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