2021.09.15
Data of Data Scientist シリーズ vol.22『29%-自身のスキルアップの為に資格取得を目指している割合』
データサイエンティスト協会では、一般(個人)会員向けに毎年アンケート調査を実施しています。今回はデータサイエンティストの資格取得に対する意識を切り口に考察します。
現在、データサイエンティストに必要なスキルセットの到達段階を測る指標の一つとして、様々な検定や資格が存在しています。当協会でも、まさに今月から「データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル」が始まりました。自らの技術力を証明する手段の一つとして有効な資格取得を含めたスキルアップ意識について、一般(個人)会員がどのように考えているかを調査した結果は、以下の通りでした。
資格の取得を目指している割合は、2015年の調査から右肩上がりに上昇していましたが、2020年の調査では29%と、前年と比べて1ポイント減となりました。これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、試験の開催中止や、会場までの移動を拒み受験を見送った可能性も考えると、実質的に現状維持かそれ以上の結果と言えるかもしれません。また、そのような状況下でも、6割以上の人が書籍・インターネットからの情報収集・eラーニングなどから体系的に知識を身につけており、次のステップとして資格取得を目指す割合も増加していくと考えられます。
次に、データサイエンティスト国内企業採用動向調査において資格取得支援制度のある企業の割合を調べたところ、36%の企業が何らかの支援制度があると回答しました。
異なる調査結果ではありますが、資格取得意識と支援制度、これらに相関が有るでしょうか。
もしあるならば支援制度の充実が資格取得、スキルアップ、データサイエンティスト全体のレベルアップに貢献する施策となるかもしれません。今年の調査結果が待たれます。
尚、今回の調査は「データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル」の開始前に行ったため、次回調査以降、どのように資格取得、支援制度導入の割合が推移するか楽しみです。
スキルアップすることでご自身の市場価値を高めることができます。そのきっかけとして、皆様も資格取得を目指してみては如何でしょうか。
調査研究委員会では、今後もデータサイエンティストに関する様々な調査結果を発信していきます。
データサイエンティストを志す方、データサイエンティストとしてのスキル向上を志している方の参考になれば幸いです。
データサイエンティスト協会 調査・研究委員会
株式会社キーウォーカー 鳥越希
- カテゴリ
-
-
DS関連NEWS
-
インタビュー
-
スキルアップ
-
コラム
-
教えて!DS
-
- アーカイブ
-
-
2024年
-
2023年
-
2022年
-
2021年
-
2020年
-
2019年
-
2018年
-
2017年
-
2016年
-
- 記事アクセスランキング
- タグ