2025.02.25

データサイエンスの魅力を体感!下北沢成徳高校での特別授業レポート(2024年12月20日)

データサイエンスの魅力を体感!下北沢成徳高校での特別授業レポート(2024年12月20日)

2024年12月20日、同年1月2年生向けの授業を行った下北沢成徳高校から、今回は1年生向けのオファーをいただき、データサイエンスの魅力を伝える授業を行ってきました!データを見てそこから意味を読み解くことの楽しさや、その力を育むことを目的とした授業内容をご報告します。

 

「自分のところでもやりたい!」という先生がいらっしゃいましたら、ぜひ以下URLよりご連絡ください!

お問い合わせ:https://www.datascientist.or.jp/contact/

授業は3部構成で進行しました。まず、データサイエンティストの仕事についてご紹介し、その役割や重要性について理解を深めていただきました。

 

その後、クイズ形式でデータ分析の問題に取り組む時間を設け、グラフや表から何が読み取れるかをグループで話し合い、意見交換をしていただきました。特に印象的だったのは、最初の問題で「データの収集元が偏っている可能性がある」という鋭い指摘があったことです。ファシリテーターを務めていた学生委員の藤井さんも驚きを隠せない様子で、授業は活気に満ちたスタートを切りました。

その後の問題で面白かったのは、「Uber配達員ごとの配達時間のヒストグラムがこんな感じだったらどの配達員にお願いしたい?」という問題に対し、私たちが想定していた回答は「ばらつきが少ない配達員がいいと思う。理由はいつ届くか分かりやすいから」「早い配達の回数が多い配達員がいい」といったものでしたが、生徒のみなさんからは「届けてもらうのがアイスなどのこともある。だから〇分以上の人はアウトだからこの配達員」など鋭い意見がありました。たしかに「ばらつきが大きい=ダメ」ではなく、その配達員が商品特性によって配達時間を変えている可能性もあるなーと我々も深く考えさせられる機会になりました。

生徒のみなさんからも「身近な例題が面白かった」「クイズが面白かった」と楽しくデータサイエンスに触れてもらえました。また「データを鵜呑みにするのではなく分析することが大切だと改めて思った」「そのデータがどんなデータなのかをしっかり確認することが大切だと知りました」といったコメントもあり、データ分析における考えることの重要性を感じていただけました。

授業の最後には、女性データサイエンティスト4名との質問会を行いました。女子高という環境もあり、生徒たちは身近に感じられる先輩たちに、「どうやって大学を選んだか」、「なぜデータ分析をやろうと思ったか」「大学、高校時代どのように勉強していたか」など、幅広く質問を投げかけていました。

「年齢が近い女性の人と話せてデータサイエンティストに興味を持った」「実際に社会で活躍している女性のお話を聞くことで、自分の将来を考えるきっかけになりました」といったコメントもいただけ、今後の視野を広げるきっかけにしていただけたのではないかと思います。

今回の体験授業を通じて、学生委員の藤井さんは「このような授業を他の学校にも広げていきたい」と語ります。データサイエンスの重要性が増しており、若い世代の方にデータを活用する力を身につけていただくことは、非常に意義深いと考え活動しています。今後もこのような取り組みを広げ、多くの生徒たちがデータサイエンスの世界に触れる機会を増やしていきたいと考えています。

 

以上、下北沢成徳高等学校1年生向け授業のイベントレポートでした!

 

学生委員会ではデータサイエンティスト体験授業の要望を受付中です。

「数理・データサイエンス・AI モデルカリキュラム(リテラシーレベル)」における一つのPBL(Project Based Learning)や仮説思考トレーニング教材としての活用や、DXハイスクール構想における専門家人材による体験授業として提供できます。

また、先生が同様の授業を行えるように資料も提供しておりますので、興味のある方はぜひ以下よりご連絡ください。

お問い合わせ:https://www.datascientist.or.jp/contact/

 

データサイエンティスト協会 学生委員会

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