2024.02.07

下北沢成徳高等学校にてDS体験授業をしてきました。2024年1月末日

下北沢成徳高等学校にてDS体験授業をしてきました。2024年1月末日

今回は、高校2年生約80名に、データサイエンティストの仕事体験をしてもらいます。

大まかな内容は以下です。

  1. データサイエンティストについての説明
  2. 今回の課題についての説明
  3. チームに別れて討論
  4. 発表
  5. 質疑応答

大きな会場で実施ということで、学生部メンバーにも緊張がみなぎります

    1. データサイエンティストについての説明
      DS協会学生部から参加協力して頂いた講師やメンターのみなさんが所属の会社名を述べつつ、簡単に挨拶をします。日立アカデミー、コニカミノルタ、分析屋、ネイチャーインサイト、LINEヤフーなど、色々な会社名が出てきて、生徒さん達もやや困惑?のご様子。
      また、データサイエンティストについて知っているかを尋ねると、知っている人はなんと1名だけ!?まだまだ若い人へのアピールが不足しているなと筆者は感じました。
      データサイエンティストの業務について説明し、皆さんなんとなく興味は持ってくれたでしょうか。特に動きのあるサイトを見せたときは、皆さん驚きの声が上がっておりました。
    2. 課題の説明
      今回は、コンビニのデータサイエンティストになったつもりで、用意した3か所の候補地のなかから、どこに出店すればよいかを考えてもらいます。
      もちろん経験と勘で決めるのではなく、データサイエンティストの仕事体験ですので、データから決めてもらいます。どんなデータがあれば決められそうかを尋ねてみると、
      ・競合店舗
      ・人口
      ・交通量
      などと、実に素晴らしい回答が出てきました。
      データを集めるところからぜひ体験してもらいたいところではありますが、そこまでの時間はないので、今回は協会で用意した既存店舗の情報を用いて、どこに出店するべきかを考えてもらいます。
    3. チームに別れて議論
      課題の説明が終わったら、ついに仕事体験のスタートです。既存店舗500個のデータとの格闘が始まります。
      生データを四苦八苦しながら眺めてみたり、散分図を書いてみたり、相関を見てみたり、各チーム思い思いにデータと触れ合い、大いに議論をしていました。
      店長の年齢じゃなくて、店長のイケメン度みたいなデータがあれば・・・などという意見も出ており、実に柔軟な思考だなと筆者は感心されられました。
    4. 発表
      議論が終わり、各チーム、どこに出店すべきかを決めたら、その理由等含めて、どこに出店すべきかをプレゼンテーションしていただきます。
      気持ちとしては全チームに発表して貰いたいところではありましたが、これまた時間の都合で、各候補地について、そこに出店するべきだと考えたチームのうち、1,2チームに発表してもらう形式となりました。
      前段における議論の質のみならず、発表の質も非常に高く、筆者は感心させられっぱなしです。特に相関性が高そうな要素について、正相関の場合は高い順に3,2,1と点をつけ、負相関の場合は逆に1,2,3と点をつけ、その合計が最も高い候補地を選んだと発表したチームは、実によく考えられているなと感じさせられました。
    5. 質疑応答
      最後に生徒さんからの質問を受け付けました。
      参加した講師やメンターの出身大学・学部、普段どんな業務を行っているのか、スポーツ関連の分析も行うのかなどといった質問を頂戴しました。
      また、授業中、授業後に先生からもいろいろと質問を頂戴しました。非常にやる気の溢れた先生方だなと感動させられました。

今までは20名くらいの参加規模のDS体験授業が多かったので、80名近い人数はなかなかの圧巻で、生徒さん達のパワーに、若い力を感じました。
DS協会学生部ではDS体験授業の要望を受付中です。「数理・データサイエンス・AI モデルカリキュラム(リテラシーレベル)」における一つのPBL(Project Based Learning)や仮説思考トレーニング教材としての活用や、DXハイスクール構想における専門家人材による体験授業として提供できます。また、先生が同様の授業を行えるように資料も公開しておりますので、興味のある方はぜひご連絡、ご確認ください。

カテゴリ
アーカイブ
記事アクセスランキング
タグ