2023/12/25
図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術
著者名:涌井 貞美
出版社名:SBクリエイティブ
澪標アナリティクス株式会社
井原 渉さん推薦!
井原氏 推薦文:2020年頃に社内で基礎理論もちゃんと理解した方がいいよね。という事で開催された「ベイズ」の勉強会をする際に副読本にしました。
機械学習や統計の基本ではあるが、なかなか理論を理解しにくいベイズ統計を分かりやすく説明されています。ベイズ統計は分かってるよ。という人にでも学んだ場所や背景の違いによって、用語や理解にばらつきが多い分野だと思いますので、用語の統一を図る意味で、読む価値の高い本です。
★★★ ↓ DS協会 企画委員による解説文 ↓ ★★★
博士
おー、まさしくそのような質問を、しかも漠然と前提知識もなく、投げかけてくる者を待っておったのじゃ。「ベイズの定理」って聞いたことはないじゃろうな。いや、聞いたことがあっても説明できる者はまれじゃのう。
いいか、凄く簡単に説明するとじゃな、ある確率が存在するとしてじゃ、ある事象が起きてしまった時に、原因と考えられる確率がじゃな・・・
ゆう
わかんなーい!じゃあ、ベイズ統計っていつどんな時に使うんですか?
博士
もっとも有名なのは、”迷惑フィルター(※)”に応用されている事例じゃのう。迷惑メールには特徴のある単語が使用されているじゃろ。「無料」「出会い」「利殖」とかじゃな。そういった学習を重ねていって、ある確率で「迷惑メール」の”におい”がしたら、フィルターで排除していくんじゃ。
※迷惑フィルターにはナイーブベイズという手法が取り入れられています。
ゆう
うーん!難しそう・・・。ずばり、この本はどんな人が読むべき本だと思いますか?
博士
さっきも言ったが、まさしく君のような者じゃ。ただし、データを扱う実践的な内容ではなく、確率的統計の概念を理解するための本じゃな。これを読めば、ベイズ統計を使いたくなるかも知れんのう。いひひ。
ゆう
「超」入門って書いてあるけどド文系の私でも理解できるかなぁ・・・?
博士
「超」の前に、「図解」と書いてあるじゃろ。数式と専門用語が出てくるが、漫画ではなく会話形式のやりとりの中でわかりやすく絵を使って説明してくれているぞ。これを読めば最初の質問には答えられるから、少しは理解した気分にはなれるのう。新書だから手にも取りやすくしてある。後半の数学は難しいけど、だからこそわかる者に聞いて食いついて欲しいのう。
ゆう
納得です!絵があれば理解しやすいですねー。ベイズ統計が何なのか、質問されたときに答えられるように読んでみますね。
解説文執筆:
データサイエンティスト協会 企画委員会
株式会社分析屋 谷口由佳里/株式会社GRI 上野勉
- DSお役立ちリンクのカテゴリ
-
-
推薦書籍
-
- DSお役立ちリンクのアーカイブ
-
-
2024年
-
2023年
-
- 記事アクセスランキング
ゆう
「ベイズ統計」って初めて聞くけど・・・、ベイズ統計って何なんですか?