2023.07.31
Data of Data Scientist シリーズ vol.43『46%-データサイエンティストの「将来性」イメージの差(DS vs 大学生)』
データサイエンティスト協会では、学生向けに毎年アンケート調査を実施しています。今回は2022年に実施した調査の結果から、大学生が持つデータサイエンティストのイメージについて考察します。
学生向けアンケート調査では「データサイエンティストにどのようなイメージを持っているか」を大学生に尋ねています。また、当協会 一般(個人)会員(実際にデータサイエンティストとして働くメンバー)にも同様の設問をアンケートで尋ねており、その結果を比較すると次のグラフのようになりました。
グラフから「専門性が高い(35%)」、「頭がよい(34%)」、「仕事がたいへん(20%)」などのイメージを持っている大学生が多いことがわかります。特に、「専門性が高い」については、実際にデータサイエンティストとして働くメンバーの持つイメージとしても1番割合が高くなっています。一方で、大学生と実際にデータサイエンティストとして働くメンバーとの間で、最も差が大きいイメージは、「将来性がある(46%差)」でした。実際にデータサイエンティストとして働くメンバーのほうが、業務の中で将来性を体感することができるので、「将来性」に対するイメージが大学生よりも強くなっているのだと考えられます。
また、データサイエンティストへの就職意向のある大学生を対象に「就職理由」についても尋ねています。
グラフから「おもしろそうだから(38%)」に次いで「将来性があるから(31%)」が、大学生のデータサイエンティストへの就職理由として多いことが分かります。また、前述したように実際にデータサイエンティストとして働くメンバーの方が「将来性がある」と感じる割合が、大学生よりも高いという傾向があります。その結果も踏まえると、データサイエンティストとして働く中で体感した将来性を学生に伝えることで、データサイエンティストに就職したいと思う学生を増やすことができるのではないでしょうか。
データサイエンティスト協会 調査・研究委員会
株式会社ふくおかフィナンシャルグループ 大木雄介
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